❶atama+導入のきっかけ

最初にAI教材を導入しようと思った理由は「数学が苦手な生徒に算数の復習をして欲しかった」からです。

 

過去に数学が苦手な中2生が入塾してくれました。

atama+を導入する前の話です。

「数学が苦手ということは算数の復習が必要かもしれない」と考え、実際に問題を解いてもらうと「割合・速さ・平均・単位量・図形全般」と小学校で習う知識が足りませんでした。

 

そこで、「小5と小6の算数の問題集を買って、それも中2の勉強と並行して解いていこう」と話し、授業がスタートしました。

 

しかし、実際に勉強をしてみると「中学生なのに算数の復習をしているのが恥ずかしい」とか「中学校の勉強で手いっぱいで算数の復習ができない」という理由で復習がまったく進みません。

 

中学校の勉強はしていましたが、苦手な分野があると中学校の成績も下げないようにするのが精一杯です。

 

「算数を勉強していることがわからないように配慮するから塾でワークを解こう。」と話し了解得ましたが、その後も「忘れました。」の連続でした。

 

結局この生徒は数学を伸ばすことはできませんでしたが、得意の文系科目で点数をとり無事に高校に合格することができました。中学校で卒塾したため、その後の成績はわかりませんが、中学校で数学が苦手だったのであれば、高校ではもっと苦労しているのではないかと思います。

 

このような生徒は1人ではありませんし、苦手科目が数学とは限りません。

 

みんな「苦手を克服するためには復習が必要」という認識をしているのは間違いないのですが、先述した生徒のようにプライドや感情が邪魔をしてうまく復習することができません。

 

いい教材はないものかと探しているときにatama+と出会いました。

数学が苦手な生徒に体験をしてもらうと、AIという感情のないものが淡々と自分の弱点をついてくるので、ある生徒は「このAI、性格悪いですね(笑)ちょっとしたミスで同じ問題を何度も出してくる。」と話していました。

 

その言葉を聞いて、私は「これはいい!」と思いました。

勉強が苦手な生徒は自分の間違いを「ちょっとしたミス」と表現します。

でも指導している側からすると「そこなんだよな~」と思います。

 

atama+を利用していない生徒を指導するときも、ミスに真摯に向き合えるかどうかによって成績の伸びがまったく違います。

 

間違ったらショックを受け、二度と同じ間違いをしないように熟考する生徒は伸びますし、間違っても気にせず作業として正しい答えを赤ペンで記入するだけのコピーマシンと化した生徒は伸びません。

 

コピーマシンと化した生徒にちゃんと考えるように促しても「大丈夫。大丈夫。」と言って次に進んでしまいます。

 

しかし、そこにAIが入るとそうはいきません。

 

・きちんと理解できなければ、どこまでも追いかけてきます。

・一度できた問題でも、また間違えるとイチから勉強し直しです。

・復習の必要があれば、高校生だって小3の算数に引き戻されます。

 

怖ろしいですね~

でも、これを乗り切れば苦手をつぶせることになるので成績は「爆伸び」すること間違いなしです。